記録的な干ばつで砂嵐発生、車20台の玉突きで8人死亡 米ユタ州
事故が起きたのは現地時間の午後5時ごろ。CNNの気象専門家によれば、カノーシャの南東では同4時半ごろに激しい雷雨が報告され、強風が発生していた。近郊では22.8メートルの暴風も記録された。
事故が起きた地域は記録的な干ばつに見舞われ、砂嵐が発生しやすくなっていた。先週の時点でユタ州全域が極めて深刻な干ばつ状態に分類されていた。
専門家は今年の記録的な干ばつについて、気候変動の影響で降雨が減り、熱波で地面が乾燥したことで加速されたと指摘していた。
週末にかけての雷雨で所によっては降雨があったものの、強風で砂塵が吹き飛ばされる現象を防ぐほどの量は降らなかった。米国立気象局(NWS)は25日、今回の事故現場の南部でも危険な砂嵐が発生したと伝えていた。