ブティジェッジ米運輸長官と同性パートナーが養子迎える
ワシントン(CNN) 同性愛者を公言する米国初の閣僚となったブティジェッジ運輸長官と、婚姻関係にある同性のパートナー、チェイスン氏がこのほど養子を迎えた。ブティジェッジ氏が17日、ツイッター上で報告した。
同氏はツイッターへの投稿で、「チェイスンと私はしばらく前から家族を増やしたいと思っていた。親になったことをご報告できて大変うれしい」と発表。正式な手続きはまだ完了していないとしたうえで、「私たちへの愛と支援、そしてプライバシーを尊重してくださることに感謝します」とコメントし、詳細は後日発表すると述べた
両氏は2018年に結婚した。米紙ワシントン・ポストは先月、2人が1年前から養子縁組を目指してきたと報じていた。待機リストに加わる手続きを済ませ、これまでに何度かベビー用品を買ったり、名前を考えたりするところまで話が進んだものの、実現していなかったという。
チェイスン氏が同紙に語ったところによると、今年の初夏には「出産直前の母親が子どもを養子に出すことを望んでいる」との連絡を受け、その州へ駆け付けようと準備している時に、母親の気が変わったという電話が来た。
ブティジェッジ氏のツイートに、ジル・バイデン大統領夫人は「お二人ともおめでとう。子育てにようこそ」とコメントを書き込んだ。
ハーランド内務長官もツイッターに「親になったことは私の人生最大の喜びのひとつ」と書き込み、両氏に祝いの言葉を贈った。