ハリケーン「アイダ」襲来の島、完全に荒廃 CNNが現地取材
(CNN) 米ルイジアナ州南端に位置するグランドアイル島に極めて危険なカテゴリー4のハリケーン「アイダ」が襲来し、同州で現在唯一の有人防波島である同島は強風や雨、高潮に見舞われた。
ジェファソン郡消防局のブライアン・アダムズ局長は先月31日、同島を視察した後「このような状況は目にしたことがない」と発言。約40~50%の住宅が消え去り、コテージに至っては100%が被害を受けたという。
同局長はまた、「住民たちはとても悲しんでいる。多くの人々が自宅を失い、戻れるかどうかわからないと話している。なぜなら戻るためのお金がなく、戻る余裕がないためだ」と説明。島が「元の状態に復旧」するには約4年~5年かかると述べた。
ハリケーンによって影響を受けた家屋や店舗=8月31日、米ルイジアナ州グランドアイル/Gerald Herbert/AP
アイダが襲来する以前にも、メキシコ湾内に位置する同島は、海面水位の上昇と地盤沈下によって増す脅威にさらされていた。