免許も講習も不要、市民が公の場で銃の携帯可能に 米テキサス州

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米テキサス州議会議事堂に集まった反政府のデモ参加者ら=1月17日、米テキサス州オースティン/Sergio Flores/Getty Images

米テキサス州議会議事堂に集まった反政府のデモ参加者ら=1月17日、米テキサス州オースティン/Sergio Flores/Getty Images

(CNN) 米テキサス州で1日から銃規制緩和の法律が施行され、免許を持たない一般住民が安全講習を受けなくても公共の場で銃を人目に見える状態で持ち歩くことが可能になった。専門家は、警察が銃暴力から市民を守ることが一層難しくなると警鐘を鳴らしている。

米全土で銃暴力事件が増える中、同様の法案は各州で相次いで可決されている。

非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ(GVA)」の統計によると、テキサス州で今年に入って発生した銃撃は約3200件(自殺を除く)に上り、前年同期の約2800件から14%増えた。今年の銃暴力事案は、2100件だった2019年同時期に比べて50%増えている。

米テキサス州エルパソにある銃販売店
/Morgan Lee/AP
米テキサス州エルパソにある銃販売店 /Morgan Lee/AP

銃暴力防止団体の専門家、アンドルー・カウォスキ氏は、「何も尋ねられず、身元調査や安全講習も受けずに誰でも公共の場で拳銃を携帯できるようにすることは、本当に危険が大きい」と指摘する。

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