退避のアフガン人の子ども、「ごくわずかに」付き添いなしも 米国務省
(CNN) 米国務省は5日までに、アフガニスタンから米国へ退避してくるアフガン国民の中に近い関係などにある成人が付き添っていなかった子どもがごくわずかにいることを明らかにした。
CNNは先週、米政権当局者の話として、両親の同行なく米国に逃れて来たアフガン人の
子どもは少なくとも34人いたと報道。一部は米国内で既に家族に合流したと伝えていた。
国務省のプライス報道官は会見で、このような未成年の子どもを見つけた場合、即座に両親などと再会させる努力を講じていると説明。
米税関・国境警備局などが米厚生省の難民定住担当部局にこれら子どもの存在を連絡し、同省が子どもの面倒を見る近縁者や他の適切な引き取り先を探す手はずになると指摘した。
引き取り先が直ぐに確保出来なければ、文化的あるいは年齢的に適応出来る環境がある施設に預けられるとし、厚生省の難民定住担当部局はアフガンのパシュトゥー語やダリ語が話せる人物などがいる施設を把握しているともした。
さらに海外でこれら子どもがいた場合、国連児童基金(UNICEF)などの国際機関に照会し、最良の配慮や可能なら家族との再会の実現を要請するとした。