カブール空港、数日内に運用再開か カタールが技術者派遣
(CNN) アフガニスタン駐留米軍の撤収完了後、閉鎖状態が続いていた首都カブールの国際空港の運用が4日、部分的に再開し、援助物質を受け入れた。アフガン駐在のカタール大使が声明で明らかにした。
空港ではカタール派遣の技術チームが民間航空便の乗り入れ再開を目指して修理作業を進めており、同大使は今後数日間内に運用が始まる可能性があると述べた。
大使によると、4日にはマザリシャリフとカンダハルへ向けて国内線の2便が飛び立った。
カブールには3日、カタールの特使が到着。実権を握ったイスラム主義勢力タリバンとの間で新政権への移行やカブール空港の業務の正常化について話し合っている。
CNNの取材に応じたカタールの関係筋によると、アフガンに永続的な和平をもたらす政治的な和解の実現がカタール政府の目標となっている。
また、カタールの首都ドーハに在アフガニスタン大使館の業務を移した米国、英国、オランダや日本などを含む諸国と密接に連携し、アフガン内の安全な移動の経路設定や移動の自由の確保、テロ対策での協力継続について協議しているとした。