米追加接種、モデルナ製は1~2週遅れで開始か ファウチ所長

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国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、新型コロナウイルスワクチンの追加接種について、モデルナ製が少し遅れてスタートする可能性があるとの見通しを示した/CHANDAN KHANNA/AFP via Getty Images

国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、新型コロナウイルスワクチンの追加接種について、モデルナ製が少し遅れてスタートする可能性があるとの見通しを示した/CHANDAN KHANNA/AFP via Getty Images

(CNN) 米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は5日、新型コロナウイルスワクチンの国内での追加接種について、ファイザー製ワクチンは予定通り20日の週から始まる一方、モデルナ製は少し遅れてスタートするとの見通しを示した。

ファウチ氏はCNNとのインタビューで、ファイザーはすでに食品医薬品局(FDA)へ必要なデータを提出し、接種開始の態勢が整っているようだが、モデルナは多少遅れている可能性があると指摘。そうであれば、両社のワクチンを同時に打ち始める予定を変更し、モデルナ製を1~2週間遅らせることになると述べた。

同氏は一方で、時期が多少ずれても大きな問題にはならないと語り、追加接種は最終的に計画通り実行されると強調した。

同氏によると、各社がFDAにデータを提出して承認を得た後、疾病対策センター(CDC)諮問委員会の勧告を受けて接種開始の運びとなる。

ファウチ氏はインタビューで、米国内外での特にデルタ変異株を取り巻く状況から、ワクチンの効果は時とともに低下する傾向がみられると指摘。中でも接種状況が米国より1カ月ほど進んでいるイスラエルのデータでは、感染を防ぐ効果は相当下がり、入院を防ぐ効果も間違いなく低下することが分かると述べた。

そのうえで、イスラエルでは追加接種により、感染と入院のいずれを防ぐ効果も回復し、それまでを上回るレベルにまで達することが示されていると強調した。

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