ワクチン未接種の子ども、守るためには周囲の人々が接種を ファウチ所長
(CNN) 国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は、若すぎて新型コロナウイルスのワクチンを接種できない若年層を守るためには、周囲の人々がワクチンを接種することが重要との見方を示した。
ファウチ所長はCNNの取材に対し、年齢のためにまだワクチンを接種できない子どもたちを守る方法として、友人や家族、教職員といったワクチン接種済みの人で子どもたちの周囲を囲むことだと述べた。
米疾病対策センター(CDC)によれば、救急外来(ER)を訪れ入院する子どもはワクチン接種率が低い州で増えている。
8月中旬から下旬の2週間の間隔でみると、ERを訪問した17歳までの子どもの数はワクチン接種率が最も低い州では接種率が高い州と比較して3.4倍。入院は同3.7倍となっている。
一部の州では直近の感染拡大に先駆けて、可能な限り多くのワクチン接種対象者にワクチンを接種してもらおうと動いている。
ファウチ所長は、今年度、子どもたちの登校の継続を望むなら、マスクを着用すべきだとの見方を示した。しかし、一部地域ではマスクやワクチンの義務化を導入しているものの、そうした措置を抑制する地域もある。