新型コロナ、子どもの感染が再び増加傾向に 米
(CNN) 米国で新型コロナウイルス感染症にかかる子どもの人数が再び増えていることがわかった。米国小児科学会(AAP)が13日、報告書を明らかにした。
報告書によれば、先週の子どもの新規感染件数は前週比で約24%増加した。今月9日までの1週間で新たに感染した子どもの件数は少なくとも16万4289件で、前週比で3万1000件以上増加した。
感染件数は依然として「極めて高い」とみられており、新規感染に占める子どもの割合は不均衡な状態となっている。報告書によれば、新規感染件数全体に占める子どもの割合はおよそ4分の1だが、人口に占める子どもの割合は22.2%にとどまっている。
9月が始まって以降、約210万件の子どもの新規感染があった。新型コロナウイルスと診断された子どもの数が10万人を超えたのは18週連続となっている。
米国では11月上旬から、5~11歳の子どももワクチンの接種が可能となっている。
子どもは依然として大人よりも入院する可能性は少ない。しかし、年齢別の入院を報告している州によれば、病院で新型コロナウイルスの治療が必要な患者のうち子どもの占める割合は1.7~4%となっており、この数字は新型コロナウイルスの流行開始から一貫しているという。
死者数全体に占める子どもの割合も小さい。6州では新型コロナウイルスによる子どもの死亡は報告されていない。