ハワイの希少アザラシ、銃で撃たれた頭部の傷で死ぬ
(CNN) 米ハワイ州のモロカイ島で今年9月、モンクアザラシが「意図的に頭部を撃たれた傷により」死んでいるのが見つかっていたことが分かった。ハワイ州土地天然資源局(DLNR)が21日、ニュースリリースで明らかにした。
同局によると今年、意図的にモンクアザラシが殺された例が確認されたのはこれで3度目。
ジェイソン・レデュラ保全資源執行部長は20日の記者会見で、「間違いなく、この意図的な殺しは、邪悪で卑劣な行為だ」と述べた。
米海洋大気局(NOAA)はCNNに対して電子メールで、検視を受けて頭部への銃創が死因であることを確認したと述べている。NOAAによると、「ハワイモンクアザラシは世界で最も絶滅が危惧される種の一つ」で、ハワイ諸島に約1400頭が生息すると推定されるという。
DLNRは「モンクアザラシを意図的に殺すことは州および連邦の双方で犯罪とされる」と指摘。当局は事件の詳細を知る人は申し出るよう求めており、逮捕につながる情報を提供した人に対しては報酬が支払われる可能性があるとしている。