5歳未満へのワクチン承認、即時応じる両親は約3割 米調査
(CNN) 米国のカイザー・ファミリー財団は3日までに、5歳未満の子どもに新型コロナウイルスワクチンの接種が承認された場合、直ちに応じる考えを持つ米国の両親は10人に約3人とする新たな調査結果を公表した。
昨年7月の同様調査での5人に1人の割合から上昇した。5歳未満の乳幼児に対するワクチンの緊急使用許可については米ファイザー社と独バイオ企業のビオンテックが1日、米食品医薬品局(FDA)に申請。対象の年齢は生後6カ月から5歳未満となっている。
同財団の今回調査は今年1月11~23日に電話で実施し、対象は米国内に居住する成人1536人だった。
両社製のワクチンは5歳を下限とした子どもたちへの接種が既に承認済み。5歳未満への緊急使用許可が認可されればこの年齢層が打てる初の新型コロナワクチンとなる。5歳未満を対象にした3段階の臨床試験(治験)も続いている。
米小児科学会は先月31日、米国内の子どもの新規感染者数は直前の1週間で80万8013人に達したと報告。前週比では減少したが、昨年のデルタ変異株による最多時からは3倍の水準となっている。
先月20日までの1週間での新規感染は少なくとも115万例で、同学会が感染件数のデータ収集を始めて以降、初の100万人台超となっていた。