オミクロン変異株の派生株、重症化に至らぬ可能性 WHO

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初期の分析でオミクロン株の派生株は重症化に至らない可能性があるとWHOが発表した/NIAID-RML

初期の分析でオミクロン株の派生株は重症化に至らない可能性があるとWHOが発表した/NIAID-RML

(CNN) 世界保健機関(WHO)は3日までに、新型コロナウイルスのオミクロン変異株について、派生株の「BA.2」が世界で最も広まってきた「BA.1」に急速に置き換わっているものの、初期段階のデータ分析では重症化などを招く相当な感染力を有することを示唆していないと報告した。

WHOの新型コロナ対応チームで実地疫学担当を統轄するボリス・パブリン博士が記者会見で述べた。「現時点で警戒を引き起こす兆候は見せていない」とした。

BA.2による感染はフィリピン、カタール、インドやデンマークで既に主流となっており、ほかの複数の国でも近く同様の状態になる勢いだと説明。

デンマークを含む諸国での直接的な臨床データを比較した場合、この派生株による症状はBA.1ほど深刻ではないとした。

感染の広がりはより多くの入院患者につながるが、BA.2が主流な国では入院率が予想に反してより高くなる水準に結びついていないとも指摘。

ただ、入院率や死亡は現状より遅れて出てくる特徴もあり、BA.2の活動期間が初期段階にあり、入院などの増加率を見極め出来ない可能性もあるとした。

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