米カリフォルニア州、屋内でのマスク義務を解除へ ワクチン接種が条件
(CNN) 米カリフォルニア州のニューサム知事は7日、新型コロナウイルス感染対策として州内全域に屋内でのマスク着用を義務付けてきたルールについて、15日以降は本人のワクチン接種が済んでいることを条件に解除すると発表した。
ワクチンを打っていない人は引き続き、屋内の公共施設でマスクを着用するよう求められる。州保健当局のデータによると、同州の人口のうち未接種者は20%弱。
バイデン米政権は今のところ、各州のコロナ後に向けた出口戦略を示していない。しかしオミクロン株感染に収束の兆しが見え始めるなか、一部の州は独自の規制緩和に踏み出している。
コネティカット、ニュージャージ、デラウェア各州の知事とオレゴン州保健当局は最近、学校でのマスク義務解除に向けたスケジュールを発表した。
カリフォルニア州保健当局も7日、州全体の規制緩和に合わせて学校でのマスク着用ルールが近く変更されるとの見通しを示した。
同州は2020年6月、米国内でもいち早く公共の場でのマスク着用を義務付けた。
ロサンゼルスやサンフランシスコ周辺など、特に厳しい規制を敷いてきた地域では、引き続き着用が義務付けられる可能性もある。
ニューサム氏は先週、米プロフットボールNFLのナショナル・カンファレンス(NFC)決勝戦でマスクを外した姿が批判を浴びた。13日にはロサンゼルスで、NFLの王者決定戦「スーパーボウル」が開催される。