米CDC、コロナ警戒レベルの基準を改定 4は「特殊な状況」のみ適用

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高リスクの「レベル3」に分類されている英国・ロンドンのテムズ川上空からの景色/Wayne H/Adobe Stock

高リスクの「レベル3」に分類されている英国・ロンドンのテムズ川上空からの景色/Wayne H/Adobe Stock

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は18日、世界各地の新型コロナウイルス感染状況に基づく渡航警戒レベルの基準を改定した。

CDCは4段階のレベルのうち、直近28日間の感染者数が10万人あたり500人を超え、「非常に高リスク」として渡航を避けるよう勧告していた「レベル4」の対象を変更。今後は感染者数が極端に多い場合や新たな変異株の登場、医療崩壊など「特殊な状況」にのみ適用することとした。ワクチン接種状況や入院率などの要因も考慮するという。

18日付のリストでは全235カ国・地域のうち、4に指定された渡航先はなかった。

レベル1~3はこれまでと同様、主として直近28日間の10万人あたり感染者数を基準に分類される。

感染者数が10万人あたり101人を超えた高リスクの「レベル3」にはフランス、ドイツ、英国、ギリシャ、イタリア、スペインといった欧州諸国のほかにカナダ、メキシコ、マレーシア、韓国など、120を超える国・地域が入っている。米国自体はリストに含まれていない。

CDCは3に指定された国への渡航について、事前に各自が受けられる回数のワクチン接種を完了するよう勧告している。

同50~100人で中間の「レベル2」はペルー、南アフリカ、スリランカなど11カ国・地域。同49人以下で低リスクの「レベル1」には、アフリカ諸国を中心にインド、フィリピンなど計約50カ所が分類された。

情報不足で「不明」とされたカテゴリーには、カンボジアやニカラグアなどが含まれている。

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