公共交通機関のマスク義務付け、5月3日まで延長 米政府発表

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ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港=2021年12月3日、米テキサス州ヒューストン/Brandon Bell/Getty Images

ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港=2021年12月3日、米テキサス州ヒューストン/Brandon Bell/Getty Images

(CNN) 米国で航空機や列車などの公共交通機関を利用する際のマスク義務付けが、さらに15日間延長された。少なくとも5月3日まではマスクの着用を求められる。

米疾病対策センター(CDC)は13日、マスク着用命令を維持すると発表。米運輸保安庁(TSA)も、義務付けをさらに15日間延長すると発表した。

TSAの発表では、新型コロナウイルスのオミクロン変異株、特に米国の症例の85%以上を占めるようになった派生株「BA.2」の感染拡大状況をCDCが注視していると説明。米国では今月上旬以来、新型コロナ症例数の7日間の移動平均が増加していると指摘した。

CDCは「症例数の増加が、入院や死亡、医療提供態勢を含む重症化に与える影響を見極めるため、現段階ではCDC命令を維持する」とした。

CDCの推計によると、BA.2は全米で先週確認された新規の症例の86%を占めていた。

バイデン政権当局者によると、マスク義務付け延長の目的は、BA.2について情報を収集し、さらに理解を深めることにある。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、米国の新規症例数は1日当たりの平均で3万8345例。症例数は半分以上の州で増加傾向にある。

CDCの最新予測によれば、今後4週間で予想される死者は約1万1000人で、2022年の予測の中では最低級の水準にとどまる。

世界保健機関(WHO)の12日の集計によると、今月4日~10日にかけての世界の新規症例数は前週比で24%減、死者は18%減となった。

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