ジル・バイデン夫人、難民受け入れのルーマニアとスロバキアを訪問へ
(CNN) 米ホワイトハウスは2日までに、ジル・バイデン米大統領夫人が今週から来週にかけてルーマニアとスロバキアを訪問すると発表した。
両国はウクライナの南西に位置し、ロシアの軍事侵攻で多くのウクライナ難民が流れ込んでいる。ジル夫人は難民への支援を表明するほか、駐留米兵や両国の政府当局者らに会う予定だ。
ジル夫人が単独で外国を訪問するのは、昨年7月の東京五輪開会式に続いて2回目。
5日に米首都ワシントンを出発してルーマニアへ向かい、6日にまず同国東部のミハイルコガルニチャヌ空軍基地に立ち寄った後、7日に首都ブカレストへ移動。政府当局者や人道支援スタッフと面会する。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、ロシアの侵攻でウクライナからルーマニアへ逃れた難民は数十万人と、ポーランドに次いで多い。
コミュニティー・カレッジ(地域住民向けの2年制大学)の教授でもあるジル夫人は、ブカレストで難民の子どもたちの学習を支援する教育者らとも交流を図る。
7日夜にはスロバキアの首都ブラチスラバに移って米大使館を訪れ、8日に同国東部のコシツェとウクライナ国境の町ビシュネーネメツケーで難民や現地の受け入れ家庭を激励する。UNHCRによると、同国には35万人あまりのウクライナ人が逃げ込んでいる。
最終日の9日はスロバキア政府当局者らと会談した後、帰途に就くという。