アフガンからの避難者、テロリスト排除規定の適用外に 米政権
(CNN) 米国土安全保障省は14日、イスラム主義勢力タリバンが実権を握るアフガニスタンから退避したアフガン人の受け入れにあたり、米国への協力者に難民法上のテロリスト排除条項が適用されることのないよう、規定を一部緩和すると発表した。
同省は、アフガンの元公務員らやタリバンに抵抗して戦った協力者らが、誤ってテロリスト排除条項の対象となり、難民としての受け入れを拒否される事態を防ぐためだと説明した。
緩和措置は通常の審査手続きを経た後、個別に運用されるという。
マヨルカス国土安全保障長官は声明で、大きな危険を冒しながら米軍に協力した人々が、人道的保護や難民扱いの資格を拒否されることがあってはならないと述べた。
バイデン米政権が昨年夏、アフガン駐留米軍の撤退とともに打ち出したアフガン難民の受け入れ事業では、これまでに7万9000人を超えるアフガン人が米国に入国している。