国連事務総長、「暴力の即時停止」を再要請 ウクライナ侵攻から100日
(CNN) 国連のグテーレス事務総長は3日、ロシアのウクライナ侵攻から100日を迎えたのに合わせ、声明で改めて暴力の終結を訴えた。
グテーレス氏は声明で、「暴力の即時停止と全ての困窮者への無制限の人道的アクセス、戦闘地域に閉じ込められた民間人の安全な避難、民間人の緊急の保護、国際規範に従った人権の尊重を改めて求める」と述べた。
グテーレス氏は今回の紛争ですでに数千人が死亡し、数百万人が避難を余儀なくされたと説明。戦争で容認しがたい人権侵害が発生しているほか、食料、エネルギー、金融という3重の世界的危機に拍車がかかり、最も弱い人々や国、経済に打撃を与えていると指摘した。
グテーレス氏はまた、国連は人道支援に尽力しているものの、究極的には交渉と対話が紛争解決に必要になると語った。
「当事者が戦争終結に向けた誠意ある外交努力をするのが早いほど、ウクライナとロシア、世界のために良い」としている。