共和党指名の知事候補、半数以上が前回大統領選の懐疑論者か否定論者と判明 米
ワシントン(CNN) 今年11月に中間選挙と同時に実施される米国の36州の知事選で、共和党の指名を受けた候補者少なくとも20人が前回大統領選のジョー・バイデン氏勝利の否定や確認の回避、疑問の提示、または勝利を覆す試みをしていることがわかった。
該当するのはアラバマ、アリゾナ、アーカンソー、カリフォルニア、コロラド、フロリダ、アイダホ、イリノイ、アイオワ、カンザス、メーン、メリーランド、ミシガン、ミネソタ、ネバダ、ニューヨーク、ペンシルベニア、サウスダコタ、テキサス、ウィスコンシンの各州で共和党の指名を受けた知事候補者。
まだ候補者が決まっていない州でも今後数週間で予備選が行われ、さらにその人数は増えると予想される。
米アーカンソー州知事選に共和党の指名を受けて出馬する米ホワイトハウスの元大統領報道官、サラ・サンダース氏/Mandel Ngan/AFP/Getty Images
こうした候補者が前回大統領選に対して示す見方はさまざまで、選挙が盗まれたと誤った主張をする者もいれば、バイデン氏勝利に正当性があるかとの質問から逃げる者もいる。バイデン氏勝利の結果を覆すために20年に起きた訴訟を支持したものの、その後はほとんど選挙について発言しない人もいる。知事に初挑戦する候補者の中には、選挙に関するうその主張を予備選の中心に据えて指名を勝ち取った者もいる。