安倍氏国葬、ハリス副大統領が米代表団を引率へ 米政府当局者
(CNN) 米ホワイトハウスの当局者はCNNに対し、ハリス副大統領が安倍晋三元首相の国葬に参列する米代表団を率いると明らかにした。
この当局者によると、ハリス氏の訪日は「安倍氏のレガシー(遺産)をたたえ、日米同盟の支持や自由で開かれたインド太平洋の推進に尽力した安倍氏の指導力の重要性を強調するものになる」という。
代表団の他のメンバーは後日発表される。アジアの地元メディアは先月、米当局者がハリス氏の訪日に向けた準備作業を開始したと報じていた。
ハリス氏は今月25~29日にアジアを歴訪し、まず東京に向かった後、韓国の首都ソウルを訪れる。
当局者によると、ハリス氏は日韓両国を訪問中、政府高官や市民社会の代表者と会談する予定。会談は米国の日本や韓国との同盟の力強さを強調するものになるという。
事情に詳しい情報筋はCNNに対し、ハリス氏が日本の岸田文雄首相や韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領と会談する見通しだと明らかにした。
安倍氏は7月、奈良県の通りでの遊説演説中に銃撃され死亡した。バイデン米大統領は当時、「友人」の訃報(ふほう)に「驚き、憤り、深く悲しんでいる」と述べていた。