参院選で自民党が大勝、安倍元首相暗殺後
東京(CNN) 10日に投開票が行われた参議院選挙は、与党自民党が単独で63議席を獲得し、改選議席125の過半数を確保する大勝を果たした。この2日前には同党の安倍晋三元首相が奈良県での応援演説の最中に暗殺され、全国に衝撃が走っていた。
自民党の大勝は岸田政権の政治基盤を強固にし、憲法改正を含む重要な政策課題の推進に弾みがつく可能性もある。
憲法改正は安倍氏が首相在任中に掲げていた課題で、実現には衆参両院で3分の2以上の賛成を得た後、国民投票で承認される必要がある。
投票が締め切られてから数時間後、岸田首相はNHKの取材に答え、今回の選挙が暴力のために危機にさらされていたとの認識を表明。それでもやり切らなくてはならず、実際にやり切ったと述べ、前へ進むことが非常に重要だと語った。
そのうえで、引き続き尽力して民主主義を守らなくてはならないと述べた。