米軍、過激派組織シャバブの指導者殺害 ソマリアで空爆

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米国防総省/Staff/AFP/Getty Images

米国防総省/Staff/AFP/Getty Images

(CNN) 米アフリカ軍司令部は、東アフリカのソマリアで米軍がソマリア政府と連携して1日に行った空爆で、国際テロ組織アルカイダ系過激派組織シャバブの指導者の1人を殺害したと発表した。初期段階の調査によれば、民間人の死傷者はなかったとしている。

ソマリア情報・文化・観光省は、1日に国際パートナーと共に行った作戦で、アブドゥラヒ・ナディルを殺害したとツイートした。

米国によると、9月下旬には米軍のソマリア空爆でシャバブのメンバー27人が死亡した。米政府はジョー・バイデン大統領が5月にソマリアへの米軍再配備を承認したことを受け、ソマリア政府支援を強化している。

米アフリカ軍司令部は、「シャバブは世界最大かつ最も活動的なアルカイダ系ネットワークだ。米軍を攻撃し、米国の安全保障上の利益を脅かす意思と能力が実証されている」とした。

ドナルド・トランプ前大統領は2020年12月、ソマリアからの米軍撤退を命じた。バイデン政権高官は、これを突然の撤退と位置づけ、以後、シャバブの勢力が一層強まったと述べている。

今年5月、バイデン大統領は米国防総省の要請を承認。ソマリア政府と協議して、500人未満の部隊がソマリアに再配備された。

以来、米軍は複数回にわたりシャバブを空爆しているが、直近の空爆までは、ソマリア政府軍を守るための作戦のみを展開。米アフリカ軍司令部は、ソマリア軍を攻撃したシャバブ戦闘員に対する空爆だったと説明している。

しかし1日の空爆は、シャバブの指導者を標的とする作戦だった。

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