地対空ミサイルシステムのウクライナへの供与、迅速化へ 米
(CNN) 米国が地対空ミサイルシステム「ナサムス(NASAMS)」2基をウクライナに対して早期に届けられるよう作業を進めていることがわかった。ホワイトハウスが11日、明らかにした。
ナサムスは米国とノルウェーが開発に携わり、中・長距離の防衛を担う。ナサムスの供与はウクライナのゼレンスキー大統領による防空支援強化の求めに応じるものとなる。
国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報担当調整官によれば、米国は「ごく近い将来」に最初のナサムス2基を搬送する予定。カービー氏は具体的な日程は明らかにしなかった。
バイデン米大統領はこれより前、ナサムス8基の供与で合意していた。ナサムスは米首都ワシントンの防衛にも利用されている。
ゼレンスキー氏は主要7カ国(G7)首脳とのオンライン会合で、ロシアが巡航ミサイルやドローンによる攻撃を続けるなか、ウクライナの防空網を構築するための共通の取り組みを強化しなければならないと述べていた。