ウクライナへの軍事支援、ロシアに「左右されず」 米国防総省
(CNN) 米国防総省のライダー報道官は18日までに、バイデン政権によるウクライナへの軍事支援の内容についてロシアが口をはさみ、指図などするようなコメントを受け入れることはないとの考えを示した。
在ワシントンのロシア大使館が先に、米国が最新型の長距離用地対空ミサイル「パトリオット」をウクライナへ提供する可能性が浮上したことに関連し「予期せぬ結果を招き、国際的な安全保障環境を損ねる」との声明発表を受けた発言ともなっている。
CNNは、ウクライナへのパトリオット引き渡しに関する最終的な調整が進んでいると最初に報じていた。
ライダー報道官は記者会見で「隣国を不法かつ挑発もない中で侵略という残忍な手段で襲い、罪のない民間人を殺し民間インフラを破壊している国の当局者が、市民の命を守るべく防御システムを挑発的と評したのは皮肉であり非常に意味深い」とあてこすった。
その上で、ロシアは望むならウクライナでの戦闘をいつでも縮小し得るだろうが、「彼らは明確にリスクを伴う行動の強化を選んだ」と断じた。