18歳のパイロット、幹線道路脇に小型機を緊急着陸 米カリフォルニア州
(CNN) 米カリフォルニア州で2日、10代のパイロットの操縦する小型機がエンジン故障を起こし、サンバーナディーノ国有林を走る2車線の幹線道路脇に緊急着陸した。
パイロットのブロック・ピーターズさん(18)は「ブーンという音が聞こえてエンジンの出力がすべて消えた」とCNN提携局KCBS/KCALに語った。同局によれば、ピーターズさんは小型機を側道に着陸させた。
米連邦航空局(FAA)によると、4人を乗せた単発機のパイパーPA―28は現地時間の2日午前10時ごろ、幹線道路と並走する側道のカホン・ブールバードに着陸した。
KCBS/KCALによれば、ピーターズさんは祖母といとこ2人を乗せてカリフォルニア州のアップルバレー空港からリバーサイド空港に向かう途中、エンジン故障に見舞われた。地形の影響で近くの管制塔に連絡することはできなかった。
「後ろで祖母の泣く声が聞こえた」とピーターズさんは振り返る。「彼女に気を取られてはいけない。この飛行機を安全に着陸させて全員に無事でいてもらうため、自分がすべきことに集中しなければいけないと思った」