米FBIがデラウェア大学を捜索、バイデン氏の機密文書巡る捜査で 情報筋
(CNN) 米連邦捜査局(FBI)がバイデン大統領の機密文書の扱いを巡る捜査に関連して、バイデン氏の出身校デラウェア大学で2件の捜索を行っていたことがわかった。捜査に詳しい情報筋がCNNに明らかにした。
この情報筋によれば、捜索はこの数週間で行われ、バイデン氏の弁護団が同意し協力したという。
デラウェア大学のホームページによれば、同大にはバイデン氏の上院議員時代の膨大な文書が保管されている。
情報筋によると、捜査員らは大学内の2つの場所で、2日に分けて資料を回収した。資料には機密のマークはないとみられるが、FBIが検証を進めているという。
FBIは捜索時、バイデン氏の上院時代の資料と、バイデン氏がこの数年で大学に送った文書を調査した。
大統領の個人弁護士の広報担当者やホワイトハウスの報道官は、本件に関する質問は司法省に問い合わせるようにと述べた。
司法省はコメントを控えた。デラウェア大学もコメント要請に応じていない。
デラウェア大学によれば、同大には2012年に1850箱以上の文書が到着した。それ以来、その中身が一般公開されたことはないという。
捜査官はまだ知られていない機密文書が存在しないか、捜査を進めている。FBIはこれまでデラウェア州ウィルミントンとリホボスビーチのバイデン氏自宅や、ペンシルベニア大学の関連施設「ペン・バイデン・センター」ワシントン事務所で捜索を実施。ウィルミントンの自宅で機密文書を見つけたほか、同宅とペン・バイデン・センター事務所から上院議員時代の資料の一部を回収している。