法曹一家の元弁護士、妻子殺害で有罪評決 全米が注目

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妻子殺害の罪に問われた元弁護士、アレックス・マードー被告に有罪評決が下った/Joshua Boucher/The State/AP

妻子殺害の罪に問われた元弁護士、アレックス・マードー被告に有罪評決が下った/Joshua Boucher/The State/AP

(CNN) 2021年6月に米南部サウスカロライナ州アイラントンで元弁護士の妻子が殺害された事件で、裁判所の陪審団は2日、この元弁護士が2人を殺害したと認定し、有罪評決を言い渡した。

アレックス・マードー被告(54)は地元で有名な法曹一家の後継者。妻のマーガレットさんと息子のポールさんの殺害時に武器を所有していた罪2件でも有罪と宣告された。

検察は死刑ではなく仮釈放なしの終身刑を求める方針。クリフトン・ニューマン判事は現地時間3日午前9時半に量刑を言い渡す。

6週間に及ぶトライアル(事実審理)では残忍な殺害のほか、電話の調査、謎の残るブルーシート、金銭上の不正行為、被告のうそなどに焦点が当たった。

マードー被告の弁護団は最終弁論で、広大な敷地内の犬小屋付近で起きた殺人事件で、被告を容疑者と断定するのは捜査当局の早計だと主張した。

一方、検察はこれに反論。被告が「自分が犬小屋にいたと言わず」捜査を妨害したと主張した。

検察はトライアルで61人の証人を呼び、妻子殺害の動機と手段、機会があったのはマードー被告以外にいないとの立証を試みた。目撃者などの直接証拠がほとんどない中、検察は事件の起きた場所にマードー被告がいたことを示す動画を主張の決め手とした。

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