中国、依然として殺傷兵器のロシア供与を検討 米NSC高官

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ホワイトハウスで記者会見するNSCのカービー戦略広報担当調整官(右)/Evan Vucci/AP

ホワイトハウスで記者会見するNSCのカービー戦略広報担当調整官(右)/Evan Vucci/AP

(CNN) 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は3日、中国は依然としてロシアに殺傷兵器を供与する措置を講じる可能性があるとの見解を示した。

カービー氏はCNNの取材に、「我々は中国がそれ(殺傷兵器の供与)を選択肢から外したとは考えていない」と説明。一方で、米政権は今のところ中国が供与実施を決めたとは見ていないと指摘した。

ウクライナへのF16の戦闘機の供与については、バイデン大統領とドイツのショルツ首相の同日午後の会談で重要議題にならないとしつつも、両首脳は今後予想される厳しい戦いに備え、春から夏にかけてウクライナに何が必要なのかを幅広く協議する方針だと述べた。

ロシアで拘束中の米国人ポール・ウィーラン氏についての質問には、ブリンケン国務長官がロシアのラブロフ外相と接触した際、この件を「絶対に」取りあげたと断言した。ただ、ロシア側はウィーラン氏の話は出なかったと主張している。

カービー氏はウィーラン氏について「家族や友人と自宅で過ごす必要がある」と述べ、「我々は引き続き彼の解放と帰国の実現に取り組んでいく」としている。

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