米女性3人、メキシコ国境を越えてから行方不明に
(CNN) メキシコのフリーマーケットで衣類を売ろうと、米テキサス州から2週間前に国境を越えた女性3人が、行方不明になっていることが分かった。同州ペニタスの警察責任者が11日、CNNに語った。
同責任者によれば、48歳、47歳の姉妹と53歳の友人が先月24日、国境から車で約3時間南下したメキシコ北東部ヌエボレオン州の町、モンテモレロスへ向かった。
姉の夫がその週末、連絡を取ろうとしたが応答がなく、週明けに届け出た。警察は3人が車で国境を越えたことを確認したうえで、連邦捜査局(FBI)に通報したという。
CNNはFBIにコメントを求めたが、返答は得られていない。メキシコ当局がこの件を捜査しているかどうかも明らかでない。
米国務省の報道官は11日、CNNに対し、米国人3人がメキシコで行方不明になったとの情報を把握していると述べて、捜索への協力や家族との情報共有に努める構えを示した。
3人の行方が分からなくなってから1週間後の今月3日には、東へ約480キロ離れたメキシコ北東部タマウリパス州のマタモロスで米国人4人が武装集団に拉致され、このうち2人の死亡が確認された。
この事件で10日までに計6人が逮捕された。犯行組織とされるメキシコの麻薬組織「ガルフ・カルテル」が謝罪文を発表し、メンバー5人の身柄を地元当局に引き渡した。