トランプ氏の元弁護士、20年大統領選にまつわる言説を虚偽と認める 判事から非難

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トランプ氏の元弁護士、ジェナ・エリス氏が20年大統領選に関する言説を虚偽と認めた/Tom Williams/CQ-Roll Call, Inc./Getty Images

トランプ氏の元弁護士、ジェナ・エリス氏が20年大統領選に関する言説を虚偽と認めた/Tom Williams/CQ-Roll Call, Inc./Getty Images

(CNN) 2020年米大統領選の結果を覆そうとするトランプ前大統領の策略を巡り、弁護士の懲戒を担当するコロラド州の判事は8日、策略に加担したとしてトランプ氏の元弁護士のジェナ・エリス氏を厳しく非難した。トランプ氏の策略に協力した弁護士らに責任を取らせる取り組みの一環だ。

エリス氏は自ら署名した規定の中で、20年大統領選について自身の発したいくつかの言説が弁護士の職業倫理を定めた規則に違反していたことを認めた。コロラド州最高裁の傘下で弁護士規則に携わる法律顧問の事務所が公表した複数の文書で明らかになった。規定の一環として、エリス氏は224ドル(約3万1000円)の支払いに同意する。

規定が言及する虚偽の声明には、エリス氏がソーシャルメディアやテレビで発したコメントが含まれる。具体的には当時のトランプ陣営について、選挙が「盗まれた」証拠をつかんでいたとする内容だ。

前述の法律顧問のジェシカ・イェーツ氏は、この問題に関する公的な非難について、たとえ政治的なスピーチにおいてであろうと弁護士には越えられない一線があるということを強く裏付けるものだと指摘。代理権に基づく発言であれば特にそうだとの認識を示した。

エリス氏の弁護士はCNNに対する声明で、同氏がコロラド州の弁護士として依然堅実に活動していると説明した。

エリス氏に対する判事による非難は、地元コロラド州のメディアが最初に報じた。

同氏を巡っては、イェーツ氏の事務所が訴追の準備に入ったことを示唆してもいたが、今回の判事による非難の発表を受け、同事務所は声明で「現状エリス氏に対して他のいかなる訴追も求めていない」ことを明らかにした。

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