米ホワイトハウスの新型コロナ対策チーム、5月に解散
(CNN) 米ホワイトハウスは5月に公衆衛生上の緊急事態宣言が終了するのに伴い、新型コロナウイルス対策チームを解散させる。当局者や元当局者が明らかにした。
バイデン大統領の就任当初から続いてきた新型コロナへの対応が緊急事態からシフトする中で、アシシュ・ジャー氏率いる新型コロナ対策チームは数カ月前から縮小態勢に入っていた。公衆衛生上の緊急事態宣言は5月11日に終了する予定で、これに伴い対策チームも解散する。
「新型コロナウイルスに対するこの政権の歴史的対応の結果、我が国は3年前に比べて安全でより良い場所になった。最悪の影響を軽減するための投資と我々の努力によって、新型コロナが私たちの生活を混乱させることはもはやなくなった」。政権高官は声明の中でそう述べている。
さらに「新型コロナは終わっておらず、対策が政権の優先課題であることに変わりはない。緊急段階からの移行は、新型コロナ対応における自然な展開だ」としている。
新型コロナ対応チームはバイデン政権の下、ワクチンや治療薬、医療品の全国的な供給や調整を担っていた。