米国で増え続ける妊婦の死亡 2021年の急増、コロナが影響か

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米国で妊娠や出産のために死亡する女性が年々増え続けている/Adobe Stock

米国で妊娠や出産のために死亡する女性が年々増え続けている/Adobe Stock

(CNN) 米国で妊娠や出産のために死亡する女性が年々増え続けている。米疾病対策センター(CDC)の統計によれば、特に2021年は妊婦の死亡が急増した。黒人女性の死亡率は、白人女性の2倍以上だった。

これについて専門家は、新型コロナウイルスが妊婦の死亡に拍車をかけ、死者の激増につながったと指摘している。

CDCが16日に発表した統計によると、米国で21年、妊娠や出産のために死亡した女性は1205人となり、前年までに比べて急増した。18年は658人、19年は754人、20年は861人だった。

これを換算すると、21年の妊婦の死亡率は出生数10万人あたり32.9人。19年は20.1人、20年は23.8人となっている。

妊婦の死亡率には人種的に大きな偏りがあることも分かった。21年の黒人女性の死亡率は出生数10万人あたり69.9人で、白人女性の26.6人に比べると2.6倍に上った。

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