米小学校銃撃の容疑者、学校との間に明確な問題なし 地元警察
(CNN) 米テネシー州ナッシュビルの小学校で起きた銃撃事件で、地元警察は29日、容疑者の両親や学校関係者と面会したが、これまでのところ容疑者の過去にはっきりした問題は見つかっていないと明らかにした。
地元警察トップはCNNに対し「今のところ、学校や家庭で何らかの問題があったことを示す情報はない」と説明。「現時点ではいかなる種類の問題も確認できていない」と述べた。
事件ではオードリー・ヘイル容疑者(28)がキリスト教系の私立校を襲撃し、児童3人と大人3人を殺害した。警察は動機の解明を取り組んでいるものの、今のところ答えは見つかっていない。
銃撃により死亡した犠牲者/From The Covenant School/Covenant Presbyterian Church/Facebook/KMOV/Dieckhaus Family
27日午前の襲撃は約14分間続いた後、ヘイル容疑者が警察によって射殺された。9歳の児童3人と用務員、代用教員、校長の計6人が犠牲になった。
銃乱射事件の追悼集会に出席した人々/Austin Anthony/Reuters
CNNの集計によると、米国の学校や大学で1人以上の負傷者を出す銃撃事件が起きたのは過去3カ月で19回目。4人以上が負傷する乱射事件は今年に入り130件起きており、今回の事件はテキサス州ユバルディで昨年5月に21人の死者を出した事件以来、最悪の学校銃撃事件となった。
事件から2日となる29日、悲しみに包まれたナッシュビルの住民は夜に追悼式を開き、犠牲者を悼んだ。追悼式にはジル・バイデン大統領夫人も参加した。