40度超えの炎天下でハイキング、父子が死亡 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州のビッグベンド国立公園内で先週、猛暑の中でハイキングコースを歩いていた父子が死亡した。
米国立公園局の発表によると、フロリダ州出身の男性(31)が23日、義理の息子にあたる14歳と21歳の兄弟とともに園内のハイキングコースを歩いていた。
この日の気温は48度近くまで上がっていた。3人が通ったのは起伏の激しい砂漠や断崖を通るコースで、日陰も水を飲める場所もなく、夏に歩くのは危険とされていた。
園内は現在猛暑に見舞われ、標高の低い区域で気温が約38~48度に達する日が続いている。
途中で弟が異変を訴えて意識を失ったため、父親は助けを求めるために車を置いた場所へ向かった。兄はコースの出発点まで弟を運ぼうとした。
公園の連絡センターには午後6時ごろ、救援を求める緊急連絡が入った。スタッフは午後7時半ごろ現場に到着し、コース沿いで息絶えた弟を発見した。
スタッフはさらに捜索を続行。午後8時ごろ、堤防に乗り上げた父親の車を見つけた。父親は現場で死亡が確認された。兄の容体などについての情報はない。
当局が引き続き詳しい調べを進めている。