トランプ氏、討論会に対抗のインタビューをすでに収録 消息筋
(CNN) 2024年米大統領選の共和党候補指名争いに参戦しながら、候補者討論会は欠席すると表明したトランプ前大統領が、討論会に対抗して流すインタビュー番組をすでに収録したことが分かった。
事情に詳しい関係者2人がCNNに語った。
共和党の第1回候補者討論会は23日夜、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催される。トランプ氏は20日、SNSを通して正式に欠席を表明した。
事情に詳しい複数の関係者はCNNに、同氏は討論会の代わりに保守系ニュース専門局「FOXニュース」の元看板キャスター、タッカー・カールソン氏とのインタビューに応じる意向だと話していた。
インタビュー番組がどのサービスを通して公開されるのかは不明。同関係者らは、討論会と同じ時間帯に流れるとの見通しを示した。
トランプ氏の欠席表明に対しては、指名争いでトランプ氏に次ぐ2番手の候補者、デサンティス・フロリダ州知事が21日、出席することが有権者に対する義務だと批判。トランプ氏の業績を評価する人々も、欠席を好意的には見ないだろうと述べた。
同じく名乗りを上げているヘイリー元国連大使も最近のインタビューで、討論会に欠席するなら支持を得ることは難しいと指摘した。
もう1人の候補者、クリスティー前ニュージャージー州知事は先日、トランプ氏が討論会に姿を見せなければ、その場で名指しするつもりだと話していた。