逆走したのは自分だった 飲酒運転容疑の男、勘違い通報で逮捕 米ネブラスカ州
(CNN) 米ネブラスカ州で、酔って車を運転していた男が逆走車がいると勘違いして警察に通報し、自分が飲酒運転の疑いで逮捕される出来事があった。
同州ランカスター郡保安官事務所のフェイスブックの投稿によると、幹線道路を走行中の車から、別の車が逆走しているとの通報が入った。この出来事が起きたのは今年3月。同事務所が8月31日に通報時の音声と動画を公開した。
警官が現場に到着すると、道路を逆走していたのは通報者本人の車だったことが判明した。通報した運転手の男は泥酔状態だった。
通報電話の中でこの男は「道路を逆走している人がいる」と告げ、その相手にはねられそうになったと訴えていた。
続く動画には、警官に止められた車の運転手が映っている。「なぜ止めたか分かりますか?」と警官に尋ねられた男は、「ああ、自分が道路の間違った側にいるから」と答え、逆走の理由を尋ねられると「きっと出口を間違えたんだ」と説明。通報電話をかけたのが自分だったことも認めた。
保安官事務所によると、男の血中アルコール濃度は許容量の2倍を超えていた。「幸いなことに、重傷者が出る前にこのドライバーを逮捕できた」とフェイスブックには記されている。