米下院議長、バイデン氏の弾劾調査開始を指示 保守派の圧力受け
バイデン氏の弾劾調査に関しては、バイデン政権を頻繁に批判している共和党員さえ否定的な見方を公然と示しており、調査開始は共和党内を分裂させる可能性もある。
マッカーシー氏の発表の数時間後、共和党の保守強硬派で弾劾調査の開始を働きかけてきたマット・ゲーツ下院議員(フロリダ州選出)はマッカーシー氏が一連の要望に従わない場合には本人の議長職を解くとする動議を提出した。
ゲーツ氏は議場での演説でマッカーシー氏の発表について、「急ごしらえ」で「踏み込んだ内容になっていない」と批判。「取り組みを加速させなくてはならない」と強調した。
その上でマッカーシー氏に対し、今年1月に下院議長に選出される際、十分な支持と引き替えに交わした合意の内容を守っていないと非難した。