バイデン大統領の愛犬、警護官にまたかみつき 11回目か
(CNN) バイデン米大統領夫妻の愛犬「コマンダー」が、ホワイトハウス内で米シークレットサービス(大統領警護隊)の一員にかみつく騒ぎを新たに起こしたことがCNNの取材でこのほどわかった。
コマンダーによる「かみつき事件」は知られているだけで、ホワイトハウスとバイデン氏の地元デラウェア州で少なくとも11件目になるとみられる。コマンダーはジャーマンシェパードの2歳。
今回の被害者はシークレットサービスの制服組部門の一員で、25日夜にコマンダーと接触した際、襲われたという。同警護隊の報道担当幹部によると、被害を受けた警護官は現場で手当てを受け、元気だという。
コマンダーは昨年11月、別の警護官の腕や足を押さえつけて入院させる事態も引き起こしていた。ホワイトハウス当局者は今年7月、この事件などを受けてバイデン夫妻は新たな訓練方法などを模索していると明かしてもいた。
バイデン氏の妻ジルさんの報道担当者はCNNの問い合わせに、「大統領の家族は、コマンダーが時には予測しがたい事態が起きるホワイトハウスの環境に対応できる方途を探し続けている」と声明で述べた。
バイデン夫妻は以前、これもジャーマンシェパードの「メジャー」を飼っていたが、かみつき事件を起こした後にホワイトハウスから去っていた。コマンダーは21年に移ってきていた。