米下院議長選、第1回投票で決まらず ジョーダン氏は2回目投票に向け支持獲得に奔走

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米共和党の下院議長候補ジョーダン下院議員=17日、米ワシントンDCの米連邦議会議事堂/Jonathan Ernst/Reuters

米共和党の下院議長候補ジョーダン下院議員=17日、米ワシントンDCの米連邦議会議事堂/Jonathan Ernst/Reuters

(CNN) 米下院は17日、解任された下院議長の後任を決める投票を実施した。しかし多数派を握る共和党内で候補に指名された保守派のジム・ジョーダン議員(オハイオ州選出)は就任に必要な票を獲得できなかった。同じ共和党議員20人が反対票を投じた。

結果を受け、ジョーダン氏は同日夜に予定されていた2回目の投票を中止。現地時間18日午前11時に改めて実施するとした。この間に同氏とその同調者らは支持に回る議員を増やしたい考えだ。

ジョーダン氏らは、1回目の投票での造反を10人未満と見込んでいた。

定数435の下院本会議での第1回投票は、民主党下院トップのジェフリーズ氏が212票を獲得。ジョーダン氏の得票は200票だった。いずれも下院議長選出に必要な過半数の得票に届かず、投票はやり直しとなった。

ジョーダン氏に反対票を投じた議員の数名は、2回目の投票で賛成に回る用意があると示唆。このうち1人はジョーダン氏を支持するつもりだと明らかにした。しかし態度を変えないとする造反者も複数人おり、共和党の複数の情報筋によるとその数は増える可能性もある。1回目の投票でしかジョーダン氏を支持しないと約束していた議員が一部いるためだという。

今年1月にマッカーシー前下院議長が就任した際には、過半数の票を得るまでに計15回の投票を実施している。

後任の議長が選出されるまで下院は機能停止に陥り、イスラエル向けの追加の軍事支援や政府支出に関する法案審議が不可能な状態となる。

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