米メーン州銃乱射、死者は18人 容疑者関係の住宅前に捜査員集結
米メーン州ボウディン(CNN) 米メーン州ルイストンで25日夜に起きた連続銃乱射事件で、当局が行方を追っている容疑者が住んでいた同州ボウディンの住宅前に26日夕、捜査員が集まっている。現場のCNN取材班は、「両手を挙げて出てこい」と呼びかける声が聞こえると伝えた。
捜査員が家の中の誰に呼びかけているのかは不明。メーン州公衆安全局が26日夕、CNNに語ったところによると、家の中に容疑者がいるとは断定されていない。
捜査当局によると、この家の中または近辺で何らかの発見があり、捜査員が出動した。しかし相手が誰なのかも、何があるのかも分かっていない。
病院前で警戒に当たる地元警察官=25日、米メーン州ルイストン/Steven Senne/AP
現場には装甲車1台を含めて警察車両少なくとも5台が集まっている。
メーン州のジャネット・ミルズ州知事の発表によると、この事件では18人が死亡し、13人が負傷した。
メーン州警察は26日の記者会見で、銃インストラクターで米陸軍予備役のロバート・カード容疑者(40)の逮捕状を取って行方を追っていることを明らかにした。同容疑者を「武装した危険人物」と形容している。
事件発生を受け、ルイストンやオーバーン、リスボンのあるアンドロスコギン郡とサガダホック郡北部の住民には外出を控えるよう指示が出され、学校や商店なども閉鎖された。捜査員など350人あまりが出動してカード容疑者の捜索を続けている。
捜査当局によると、カード容疑者は最近、同州サコにある州兵施設の銃撃を実行すると予告し、幻聴など精神疾患の症状を訴えていたという。