中国戦闘機、米B52爆撃機の3メートル以内に接近 南シナ海上空

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南シナ海上空で中国戦闘機が米爆撃機の3メートル以内に接近/US Indo-Pacific Command

南シナ海上空で中国戦闘機が米爆撃機の3メートル以内に接近/US Indo-Pacific Command

(CNN) 南シナ海上空で24日、中国の戦闘機が米空軍のB52爆撃機に約3メートル以内の距離まで接近したことが分かった。米軍が明らかにした。

米インド太平洋軍は26日の声明で、中国のパイロットが「安全性とプロ意識に欠ける方法で飛行し、稚拙な飛行技術を示した。制御されていない過剰な速度でB52の下方や前方、約3メートル以内を飛び、両機を衝突の危険にさらした」と指摘。「このパイロットが衝突を引き起こす寸前だと認識していなかったことに懸念を覚える」と述べた。

CNNは26日、バイデン米大統領が27日にホワイトハウスで中国の王毅(ワンイー)外相と会う見通しだと報じていた。正式な協議になるのか、あいさつ程度の非公式な接触になるのかは不明。王氏は26日にブリンケン国務長官、27日にサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)とも会談する。

バイデン氏と中国の習近平(シーチンピン)国家主席も来月、米サンフランシスコで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の合間に会談する可能性がある。

国防総省のラトナー次官補(インド太平洋安全保障担当)は今月、中国のパイロットが米国機に対して「威圧的で危険を伴う」行動を取る例が増えており、過去2年間に東シナ海や南シナ海で起きた事例の数はそれ以前の10年の件数を超えたと明らかにしていた。

ラトナー氏によると、2021年秋以降、こうした事例は180件超に達したという。

米国防総省は中国軍指導部との接触を図っているものの、中国側は応じておらず、米当局者は両国の軍事対話が不足している現状に懸念を深めている。中国政府は昨年、当時のペロシ米下院議長が台湾を訪問して中国指導部の怒りを招いた後、対話を打ち切った。

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