米アラスカ州で大規模な地滑り 1人死亡、数人が行方不明
(CNN) 米アラスカ州南東部で大規模な地すべりが発生し、少なくとも1人が死亡した。まだ数人が行方不明になっていると思われ、捜索救助活動が続けられている。同州公衆安全局が21日に発表した。
地すべりは現地時間の20日午後9時ごろ、同州ランゲル付近で発生し、幹線道路が土砂に覆われた。これまでの調査の結果、一戸建て住宅3棟が押し流されていることが判明。州警察が捜索救助活動を開始したが、専門家が土砂の状態を調べて安全性を診断するまで一時的に地上での捜索は中断された。
同地では数日前から雨が続き、特に19日はランゲル周辺で24時間に76ミリを超す大雨を記録していた。
アラスカ州のマイク・ダンリービー知事はランゲルに災害宣言を発出。州公衆安全局は、今後も地すべりが起きる可能性があるとして、現場に立ち入らないよう呼びかけている。
州運輸局は現場の画像をフェイスブックに投稿した。地すべりは幅約137メートルの範囲に及ぶと推定され、現場は大量のがれきで埋まっている。