オバマ政権時代の高官を逮捕、屋台でイスラム嫌悪の暴言 動画が拡散
動画の一つでは、セルドウィッツ容疑者が従業員に向かって「あなたは子どもの殺害を支持している」と述べ、従業員が「子どもたちを殺しているのは私ではなく、あなたの側だ」と言い返す場面が確認できる。
これに対し、セルドウィッツ容疑者は「パレスチナ人の子ども4000人を殺害してもまだ足りない」と答えている。
米イスラム関係委員会によると、米国ではハマスによる先月7日の襲撃以降、反アラブや反イスラムの偏見に基づく事案が「前例のない」水準に増加しつつある。
一方で反ユダヤ主義の事案も米国各地で多発しており、連邦捜査局(FBI)のレイ長官は先月、反ユダヤ主義の脅威は歴史的な水準にあると説明。名誉毀損(きそん)防止同盟によると、10月7日以降に報告された事案は前年同時期に比べ388%増加した。
米ビジネス向け交流サイトのリンクトインによると、セルドウィッツ容疑者は2009年2月から11年1月にかけ、オバマ政権でNSCの南アジア担当幹部を務めた経歴を持つ。