バイデン米大統領、3月7日に一般教書演説
(CNN) バイデン米大統領は6日、連邦議会で施政方針を示す一般教書演説を、今年は3月7日に実施することに同意した。
下院のジョンソン議長がこの日程を提案し、バイデン氏が受け入れた。
バイデン氏は5日、大統領選に向けた今年初の選挙演説で、野党・共和党の候補指名争いをリードするトランプ前大統領を厳しく批判。「トランプ氏の選挙活動は米国や皆さんのためではなく、本人のため。未来ではなく、過去にとらわれている。民主主義を犠牲にして権力の座に就こうとしている」と述べた。
CNNがすでに報じた通り、バイデン氏の側近らは今年の一般教書演説を、選挙戦へ向けた公約アピールの場として活用する意向を示してきた。この中には医療保険制度改革の維持や学費ローンの返済免除策、住宅費の抑制、富裕層や自社株買いへの課税強化などが含まれている。
バイデン氏は演説で民主、共和両党に対し、合成麻薬対策や退役軍人への支援、メンタルヘルスケア、個人情報保護、がん研究など、超党派の合意が可能な問題で行動を起こすよう呼び掛けるとみられる。