米カリフォルニア州に「大気の川」停滞、さらなる大雨の予報も
気象当局によると、ロサンゼルスの高級住宅地ハリウッドヒルズや近郊のサンタモニカ・マウンテンに、生命にかかわる土砂災害や鉄砲水の危険が迫っている。すでに多数の土砂崩れや道路の冠水、水没車両、小規模な河川の氾濫(はんらん)などが報告されている。
山間部では今週に入って最大60センチを超える雪が降り、道路の通行が困難になっている。雪は6日午後まで続くと予想される。
ロサンゼルス市消防局によると、市内のスタジオシティ地区では4日夜、土石流で民家2棟が損壊した。5日午前にはエンチノ地区でも民家3棟が土石流の被害を受けたが、いずれもけが人は出なかった。
ロサンゼルス東郊サンバーナディーノ郡の消防局は5日午前、冠水した道路を渡ろうとした車が水没し、乗っていた3人が救助されたと発表した。