米カリフォルニア州に「大気の川」停滞、さらなる大雨の予報も

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米ロサンゼルスで5日、両親の自宅での洪水被害に対処する男性/Ethan Swope/AP

米ロサンゼルスで5日、両親の自宅での洪水被害に対処する男性/Ethan Swope/AP

(CNN) 米カリフォルニア州上空に大量の水蒸気が流入する「大気の川」が停滞し、大雨による洪水の危険性が高まっている。同州南部の雨は6日にかけて続き、さらに約25~76ミリに達することが予想される。

州内の沿岸部を中心に、40万世帯以上で停電が続いている。停電の大半は、直近24時間に最大44メートルの突風が観測された北部に集中している。

州都サクラメントの北約60キロのユバシティーで、死者が少なくとも1人報告されている。20メートルを超える強風の中で大木が倒れ、男性が下敷きになった。男性は自宅にこの木が倒れてこないよう、はしごに登って作業しているところだったという。

ロサンゼルス中心部では4日に約104ミリの雨量が観測され、2004年12月28日の約140ミリに続く記録となった。2月は年間で最も雨の多い時期だが、同市中心部での2月の平均は合計で92ミリ。1日でこれを超える雨が降ったことになる。

米海洋大気庁(NOAA)傘下の気象予測センター(WPC)は5日、ロサンゼルス中心部、アナハイム、ロングビーチを含む州南部の住民を対象に、4段階の警戒レベルで最も高いレベル4の大雨警報を出した。

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