ガザ人道停戦決議案、米は拒否権行使の構え 国連安保理

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米国のトーマスグリーンフィールド国連大使/Fatih Aktas/Anadolu/Getty Images

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使/Fatih Aktas/Anadolu/Getty Images

(CNN) 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は、もしアルジェリアがパレスチナ自治区ガザ地区の人道的停戦を求める決議案を国連安全保障理事会に提出した場合、拒否権を行使する構えを示した。

トーマスグリーンフィールド大使は17日に発表した声明の中で、イスラエルとハマスの間で人質を解放して少なくとも6週間、戦闘を休止する取引について交渉が進められていると強調した。

「この1週間、バイデン大統領はネタニヤフ首相やエジプトおよびカタールの首脳と何度も電話会談を行い、この交渉の進展を促した。まだ隔たりは残っているが、鍵となる要素は提示された」とトーマスグリーンフィールド大使は述べている。

その上で、人質を解放させ、長期間の戦闘休止を実現してパレスチナの民間人に支援物資を届けるためにはこの取引が最善だと強調。「対照的に、安保理提出の決議案ではそうした目標を達成できず、実際にはその逆になる可能性もある。従って、米国はこの決議案を支持しない。決議案の採決が行われても、採択されない」とした。

アルジェリアの決議案はガザの即時停戦と妨げのない人道支援を求める内容で、アラブ諸国が7日に支持を表明していた。

他の加盟国とともに記者会見したパレスチナのマンスール国連大使は国連に行動を促し、同決議案の「圧倒的」支持を確信していると語った。

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