家ごと吹き飛ばされた男性2人、竜巻に吸い込まれた体験語る 米ネブラスカ州
がれきの下敷きになっていたロジャーさんは、自由になる方の手で助けを呼び、間もなく救助隊が到着して助け出された。この時点でロイスさんの姿は見えなかったが、近所の人に教えられ、ようやくきょうだいは再会を果たした
その後間もなく、小型犬のニコもがれきの中から救出された。数時間後にはもう1匹の犬のローガンも、近くの道路で保護された。
ロイスさんは全身に切り傷を負い、22針を縫わなければならなかった。
ロジャーさんは体の上に落下してきた重いがれきで何本もの骨に打撲傷を負い、背中には釘が刺さって穴が開き、顔も切り傷だらけになった。
家は土台のみを残して全壊し、所持品も全て失った。逃げ込もうとしていた地下室は崩落し、倒木に押しつぶされていた。
周辺の住宅も全壊状態だった。それでも住民が助け合い、きょうだいを支えてくれた。
ロジャーさんは言う。「自分は生きていて、みんなが元気でいる。もっとひどいことになっていたかもしれなかった。だからただ、周りの人たちの支えに感謝している」