トランプ氏の短銃所持の許可証撤回を準備、ニューヨーク市警

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先月30日、米ニューヨーク州での刑事訴追で有罪となり、法廷を後にするトランプ氏/Seth Wenig/Pool/Getty Images

先月30日、米ニューヨーク州での刑事訴追で有罪となり、法廷を後にするトランプ氏/Seth Wenig/Pool/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク市警がトランプ前大統領が保持する短銃所持の許可証を取り消す準備をしていることが6日までに明らかになった。市警幹部がCNNの取材に述べた。

この許可証は銃を隠すような方法で所持することを認めるものだが、トランプ氏が元ポルノ女優への口止め料支払い指示などをめぐってニューヨーク州で刑事訴追された後の昨年4月1日、その効力を内密に一時停止させていた。

市警幹部によると、トランプ氏は保持していた短銃3丁のうち2丁を市警に引き渡した。残る1丁は「合法的にフロリダ州へ移した」という。

この刑事訴追では先月30日、陪審員が34件の罪状すべてについて有罪と評決。これを受けトランプ氏が3丁目の銃を持ち続けた場合、多数の州法や連邦法の違反行為となる可能性が出ていた。重罪の有罪判決を受けた者による小火器の所有は連邦犯罪に相当する。

市警の法務局が調査しているが、トランプ氏の許可証を無効とする結論につながる可能性があるとした。その場合、トランプ氏が無効に反発して審理を要求する事態もあり得る。

多くの法執行機関筋によると、市警がトランプ氏に与えた許可証の有効期間は10年以上となる。トランプ氏は許可証を申請する上で秘匿性を求めたため、第三者などが公的な記録開示を要求しても明かされることはないという。

大統領に在任中にもこの許可証を保持し続けていたことを物語っている。

大統領経験者としてトランプ氏にはシークレットサービスの常勤の警護が付与されている。

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