バイデン氏、次男には恩赦も減刑もせず 有罪評決後初めて公言
(CNN) バイデン米大統領は13日、次男のハンター・バイデン氏が銃の不法購入・所持で訴えられた裁判で有罪評決を受けたことについて初めて公に言及した。訪問中のイタリアで、記者団に対してハンター氏を「誇りに思う」と述べつつ、陪審員の評決を受け入れる考えを示した。
主要7カ国首脳会議(G7サミット)の合間の記者会見で、バイデン氏は「息子のハンターを大変誇りに思う。薬物依存を乗り越えた。私の知る中で最も聡明(そうめい)かつ良識ある人物の一人だ」と述べた。
その上で「以前言ったように陪審員の評決に従う。彼に恩赦は与えない」と付け加えた。
ハンター氏は今週、3件の罪状で有罪評決を下された。バイデン氏は評決前の先週の時点で、息子に恩赦を与えるつもりはないと約束していた。
13日にはより踏み込んで、減刑を考慮するつもりもないことを明言した。連邦裁判所が管轄する事件の場合、大統領には恩赦や減刑を行う権限がある。
ハンター氏はまだ量刑を言い渡されていない。言い渡しは数カ月後になる公算が大きい。